『ベッドタウン』という言葉があった。
小一時間の電車に揺られ、昼は都心に足を運び、
仕事に学校に買い物に、それぞれの時間を使い、
夜は郊外に帰り、そして寝る。
郊外というのは、どこか、住の拠点ではありながらも、
なんとなく帰り、暮らしている場所だったかもしれない。
そうした現在、暮らし方や働き方には、
今までのスタイルや価値観を転換するような、
変化が起きつつある。
混み合う電車に乗って、
定められた職場に向かい、定められたデスクに座り、
ポータブル端末の画面を開く。
そうした生活や、その意味は、
もうなくなってきてしまっているかもしれない。
そしていま、改めて、
郊外というこの住環境を見つめなおしてみると、
すぐそばに広がる緑の公園や山や海。
心なしか少し広い家と部屋。
肩肘張らずに時間を過ごせるレストランやカフェ。
気づかされる贅沢が、そこにはある気がする。
意外と素敵じゃないか、郊外。寝るだけに帰ってる暇ではない。
この土地でのほどよい暮らしを、もっと楽しもう。
そんな暮らしの一端を、ここに少しずつ書き足していけたらよいなと思う。
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